うさぎさんをお迎えする前に　その①

①お迎えするお部屋は？

皆様ご存知の通り、うさぎさんは可愛いです。もふもふです。そこに居るだけで癒されます。是非我が家にお迎えしたい！という方も増えています。

だけどその前に！

うさぎさんをお迎えして、うさぎさんと飼い主さん家族の皆が幸せである為には如何すれば良いのか？この事についてを、私の経験から書き連ねてゆきます。

うさぎさんには、静かな窓のある部屋を！

うさぎさんの、特に鼻と耳については人間の数倍性能が良いことを皆様ご存知だと思います。実際、香穏君は我が家に来て日の浅い内は、カラスの鳴き声や車・トラックのエンジン音や玄関チャイムの音にいちいち反応していました。また、私たちにはまだ感知できなかった、未開封のラベンダーポプリの香りに反応してソワソワと落ち着きが無くなる事態も発生しました。後でポプリを部屋の外に出し、窓を開けて換気をしたら、直ぐに落ち着きましたけれど。

結論としてなるべく静かで、空気の入れ替えが容易な窓のある部屋が理想的だと考えます。あくまで理想ですから、現実的に不可能な場合が大勢だと思います。ですから。居間にうさぎさんの場所を作るなら、夜はテレビ等の音量を下げる等々うさぎさん基準で音と香りについては考えてあげて下さい。但し、消臭剤は止めて下さい！あれらは化学物質です！うさぎさんの体にどんな影響があるか分かりません！空中で散布された消臭剤は床に落ちます。うさぎさんが知らずに舐めてしまう可能性が高いので、香りや匂い関連は換気で対応して下さい。

うさぎさんには、温湿度を管理しやすいお部屋を！

うさぎさんは全身綺麗な毛並みでもふもふです。ですので、少々の寒さには耐えられますが、暑さには弱いのです。室温は１９度～２５度が適温とされています。真夏で室温２５度は、人間にはかなり涼しいですね。２５度が絶対である訳ではないのですが、あまり高いとうさぎさんが弱ってしまう事を覚えておいて下さい。我が家では、２５度を超えてしまったら、大きい保冷剤を布で包んでケージの上に置いたり、ペットボトルを凍らせたモノを布で包んで香穏君の傍に置いたりしています。直接的にうさぎさんを冷やすモノを複数用意しておくことをお勧めします。同じく、寒さ対策で直接的にうさぎさんを温めるモノも用意しましょう。また、外気温の影響で室温の上下幅が凡そ５度を超える時は要注意です。春と秋には急な温度変化で体調を崩したうさぎさんが沢山病院を訪れています。香穏君もその中に入る事があります。天気予報で気温の変化を確認して対策を施しておけば、ほぼ大丈夫です。特に、夜から朝の気温の変化には気を付けましょう。

香穏君のご先祖様が住んでいたオランダは、日本より乾燥してるそうです。そのご先祖様の性質を引き継いでいますので、うさぎさん達は湿度への耐性が低いのですが、過ぎた乾燥が良いわけではありません。我が家では湿度は４０～５０％を基準にしています。６０％以上になれば除湿器を動かし、３０％台になれば濡らしたタオルを部屋干ししています。

以上より、しっかりと温湿度を管理できるお部屋が望ましいです。エアコン一台で、できる事は限られています。エアコンをメインにオイルヒーターや除湿器、その上でうさぎさんを直接温め・冷やすモノを使ってうさぎさんが心地よい空間を作って下さい。

ちなみに、我が家の温湿度計はうさぎさんに近い床に直接置いております。エアコンの風が直接当たらない、うさぎさんの居場所に近い場所です。年中大活躍です。

うさぎさんが走り回れる場所を用意しましょう！

うさぎさんは、走り回る事が大好きです。機嫌が良い時には、華麗なジャンプやステップを魅せてくれます。また、健康の為にもある程度動き回れる場所は必要です。動き回ることによってお腹の動きが良くなり、食欲が増し、それが巡ってうさぎさんの健康に繋がってきます。人間にも共通する事ですね。だから運動は大切です。香穏君は、外でお散歩した事はありません。連れ出せるような場所が近所に無く、ハーネスを物凄く嫌がった為でもあります。故に、へやんぽ（遊び場）のみです。ケージも含めた広さ：約畳一畳半位の専用スペースで、毎日数時間遊ばせていました。専用スペースを作ったのは、香穏君の安全の為です。

• 何か間違って齧ったり食べたりしないように。
• 何かが上から落ちて来ないように。
• 少々汚しても大丈夫なように。
• 何かの拍子で、外に飛び出さないように。

これら４つの事を考慮できるなら、専用スペースを用意せずとも良いと思います。お迎えする家の、皆様の都合で決めて下さい。